「焼きマツモ」のレシピ |
(3月14日のメルマガから)
こんにちは!店長です。 よーやく風邪が治りました。。
数年ぶりの風邪引きでした。
風邪引き一日目は、酒絶ち、野菜ジュース、温かい食事、ハチミツ、
風邪薬、ユンケルお湯割、トローチ、そして風呂に入らず19時就寝。
12時間寝て朝起きればずいぶんと快方に向かいました。。
2日目~熱燗1杯。
3日目~白ワイン2杯。
4日目~ビール1缶+白ワイン3杯。
5日目~ビール1缶+白ワイン山ほど+赤ワインもそれなりに。。
これでフツーの生活になりました・・・
さて、春は新物の海藻類が続々と入荷してきます。
3月といえば、「マツモ」ですね。
で、今日は「マツモ」のお話とレシピです。
奥本光魚著「若布・鹿尾菜(ワカメ・ヒジキ)」にマツモ
についての記述があります。
尚、レシピについてのご質問やお問い合わせは当店にいただ
いてもお答えできかねますのでご了承下さい。
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マツモ(ナガマツモ科)は褐藻類です。
形が松葉に似ていることからその名があります。
俗にマツボ(松穂)ともいいます。
北海道と三陸を中心に、北日本の海岸の潮間帯の岩礁に生育します。
色は暗褐色で、全体にぬるぬるしています。
冬から春にかけて成長し、夏には消滅します。
長さは約30cmくらいになります。
『本朝食鑑』には、マツモは「参州、遠州の海浜にある。
石上に生えて、緑色をしている」とありますが、これはほかの海藻の
間違いのようです。
マツモは太平洋沿岸北部から犬吠崎あたりまでしか生育しておらず、
色も緑色ではなく暗褐色です。
採取時期は12月から4月ごろです。
「マツモは、寒い2~3月に採ったものが、やわらかくて香りもいい
ですね」
と三陸の沿岸に住む主婦は語ります。
しかし、そのころの三陸海岸はシケや雪風の日が多く、なぎの日はめっ
たにありません。
マツモは岩場に生えていますから、足場と波にとくに注意がいるのです。
さらにワカメの採取時期とかさなるためにマツモはたくさん採っている
暇がないのです。
マツモは三陸の特産でもありますが、その風味や歯ざわりは珍味といえ
るでしょう。
そのうまい食べ方は
「やはり、酢物でしょうね。お酒のつまみに最高です。
お味噌汁も磯の香がプーンとにおって、なんともいえません」
と語ります。
三陸の三月下旬。 小さなあかりのような、マンサクの咲きはじめるころが、
マツモのおいしい季節といわれます。
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≪焼きマツモの料理≫
●マツモのみどり酢あえ
(材料)
焼きマツモ、サヨリ、キュウリ、カンキツ酢、塩、醤油、ゴマ油。
(つくり方)
1)サヨリは、三枚におろして、糸づくりにする(皮はのけない)。
2)キュウリは、すりおろして酢をたっぷり加える。
3)鉢にサヨリを入れ、マツモを揉んでふりかける。
4)塩、醤油と少々のゴマ油を加えて、さっと混ぜ合わせる。
●マツモの茶づけ
(材料)
焼きマツモ、米、小羽煮干し、醤油、番茶。
(つくり方)
1)ご飯を炊く
2)煮干しは、包丁で刻む。
3)どんぶりにご飯をついで、煮干しとマツモをふりかけ、
醤油と熱いお茶をかける。
★ほかにマツモは、さしみのつま、吸いもの、酢みそあえ、そばの薬味、
小カブとの酢あえ、のり巻きのしん、などにもいい。
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