JAL・お粗末さといい加減さ |
2月17日16時50分那覇発918便は、予定通り19時に
羽田に到着しました。
19時45分発の青森行きに乗継ぎです。
到着後、機内アナウンスで、
「青森便、札幌便に乗り継ぎのお客様は地上係員に
声をかけてください」
とのことで、これは雪でフライトが中止になるかも。。
と頭をよぎったものです。
ゲートを出ると、ホワイトボードにも大きく
「青森便、札幌便に乗り継ぎのお客様は
地上係員に声をかけてください」と書いてます。。
さて、肝心の地上係員が見当たりません。。
よ~く見渡せば隅のほうでモニターを見ながら、なにやら
作業をしている地上係員たった1名。。
集まった乗り継ぎ客の手荷物預かりの紙を見ながら
モニターをチェックしています。
乗り継ぎ客は次から次へと集まり、その数は数十人と
なります。
羽田では、沖縄到着ゲートから、札幌や青森への乗り継ぎ
まで徒歩で約15分から20分くらいかかります。
乗り継ぎ時間が迫る中、皆、あせりの色がでてきます。
携帯で札幌に電話し、「そっちは吹雪いてるの?」と
きっと天候状況で飛ばないものと決めてかかっている方も
いらっしゃいましたが、
「えっ?吹雪いてなんかいない?普通??」
と怪訝です。
業を煮やした私は、
「なんのために集めてるのか、説明くらいしろ!」と
言いましたが、係員は聞こえないフリです。
なんら説明なしに数十人を集め、一人でなにやら作業を
しているのです。
時間までには到底処理できるはずもないのに、
どうしようというのでしょうか。
それにしても、集められた数十人はまるで子羊のごとく
皆、沈黙してじっとただ待っているのです。
「君一人では無理だから、係員をすぐ増やしなさい!」と
言っても、また聞こえないフリをして無視します。
我慢できずに、「いい加減にしろ!
「さっさと係員を増やさんかっ!!」と怒鳴りつけますと
そのただならぬ気配を察した、男性の係員が駆けつけ、
なにやらコソコソと打ち合わせしています。
男性係員は、
「あちらのカウンターでも対応できますから、
お越しください」 と言うのです。
ゾロゾロとついて歩いていく中途で、
「で、いったい、何の理由で集められているの?」
と私は尋ねました。
係員は「はっ??」 ととぼけます。
「だから・・集めた理由を聞いてるの」
と再度尋ねると。。
「天候状況ではないかと・・・」
と曖昧な返答です。
カウンターでまた並ばせられ、刻々と時間の迫る中、
私の順番となりました。
航空券を提示すると、信じられないことにこんなことを
言うのです。
「これは那覇でチェックイン済みですから、そのまま
青森行きのゲートに行ってください」
「あのね。。飛行機降りたら青森便と札幌便の乗り継ぎは
地上係員に声をかけるようにとアナウンスがあり、
ホワイトボードにも大きく掲示していたので、数十人も
集まって待ったたんでしょ。。
じゃ、なんのために待たされたんだ!」
と怒りましたら、カウンターの女性はなんで怒っているのか
理解できないようです。。
時間も迫っていますから、早足と駆け足で延々と羽田の
反対側のゲートまで急いだのです。
青森行きのゲートで尋ねました。
「この青森便はなにかトラブルがあったの?」
すると。。
「とくにございません。
問題なく予定通りです」
と言うではありませんか。。
近くの札幌便のゲートを見ると、そちらも普通です。
ではいったい、あのアナウンスと集められた時間。
いっさいの説明をせずに問いかけにも無視して、ひたすら
モニターと照らし合わせていたあの地上係員。
あれはいったいなんだったのでしょうか?
私は思うのです。
JALは嘘をついている。。
トラブルを隠蔽しようとしている。。
あのモニターをひたすらチェックしている様。
きっと、預かり手荷物のミスをやったのでしょう。
それを公にできないので、乗り継ぎのときにチェックして
修正しようとしたのに違いありません。
だから集めた説明ができずにいたのです。
天候状況の説明なら、集めたときにまとめて言えば
すむことですし、実際、青森便も札幌便もそのときには
天候状況に問題なぞなかったのです。
説明責任を果たさず、顧客をだましてトラブルを隠蔽
しようとしたJALの体質。
こんなことだから業績は悪化の一途をたどるのです。
JALの一株主として嘆かわしい限りです。
それもこれもひいては、わが国の貧困な航空行政の
成せる業なのでしょう。
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