若者とおじさん |
ジーンズショップ「ジイマ」 の中島店長のブログに 「若者には負けない」という内容の記事 があります。
まあ私も別に昨今の若者と勝負しているわけではありませんから、なにということではありませんが。。
当店、若者スタッフと話をしていますと、まさに驚きの連続です。 なってないなどといちいち腹を立てていると身が持ちません(^^ゞ
彼らとしては、いわゆるタメ口をきいていると言う意識はないのでしょう。 はじめに誤解なきよう断っておきますが、仕事はたいへん前向きで、一生懸命やりますし、 巷間言われるようにドライではありません。
そういう意味では昨今の若者は評価していますし、見るべきものはあると私は思います。 ただ言葉使いや、態度にはやや問題も・・と思うことがないわけではありません。
作業上の間違いがあり、「○○君、ここ違ってるよ」 と指摘すると。。
「げっ・・まじっすか!」
と言います。
パソコンでの仕事ではipodを耳から離さず作業してまして、そのほうが集中できると言い訳しています。 どうやら都合の悪いことはipodのために聞こえないようです
その証拠に「じゃちょっと休憩してタバコいいよ」 と言うと、「あ・有難うございます」 と即効で返事が返ってきます。(笑)
若者と付き合うにはそんな程度はまあよしとするかと、 若者に迎合するおじさんの私です(^^ゞ
我が妻はそんな私の態度はいけないと言い、もっと毅然としてほしいと言いますが、 歳をとるとま~るくなってしまうようです。。
こんなことはたいしたことではありませんが、文化の違いにはもっと驚かされました。 というより時代の違い。 年代の違いと言ったほうがいいでしょう。
今日もお昼休みに若いスタッフと話をしました。
「今日のご注文のなかにさ・・坂本九の奥さんと同じ名前のお客様がいたよね。。 もしかしてなんて思ったよね」
と言いましたら
「??? 坂本九 って誰っすか?」
ときたもんです。
いや、今までも散々驚かされてきまして、ふ~んと聞き流しておりましたが、これには正直驚きました。
「おまえ・・坂本九 知らないの?」
「ええ・なんかで聞いたような名前かとは思うんすけどね」
もうちょっとだけ年上の女性スタッフは言いました。
「あんたさ・・昔、日本航空の事故で死んだでしょ」
そして、私・・
「上を向いて歩こう で 日本人ではじめて全米ヒットチャート一位になってさ、 ミリオンセラー になったでしょ。。。 今でもアメリカでも知ってるよ」
「へーそんな人いたんすか・・」
とのことです。
このへんは時代の順に坂本九についての認識がずれてきています。
驚きつつも話はあれこれ進み、第二次世界大戦の話となりました。。 これはこれは実に驚嘆すべきことでした。。
「第二次世界大戦後の日本は」と講釈をたれましたら。。
「すみません。。第二次世界大戦 っていつあったんすか?」
小学校の社会科の時間に教わらないわけはないと思いますが、覚えていないようです。 ここからは復習です。
「昭和の初期にあった戦争」
「へーどことどこが戦争したんすか?」
「主に日本、ドイツ、イタリアの枢軸国 対 アメリカ、 イギリス、中国などの連合国との戦争」
「ほほー 日本はアメリカと戦争したことあったんだ。。 で・ どっち勝ったんすか?」
「日本が負けたの!」
「えー 日本は戦争に負けたんだーー」
私はまさか、第二次世界大戦を知らない若者がいるとは露ほども思っていませんでした。。 ちなみに彼は梱包作業中はラジオで「国会中継」 を聞くのが楽しみというのですから訳がわかりません。。
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え~~、今の若者は第二次世界大戦を良く知らないんですか?
つい先日店内のヴィンテージジーンズに「若者にも」年代が
分かりやすいように「日本で2・26事件の頃、アメリカで
作られていたジーンズ」とか「第二次世界大戦中に作られて
いたジーンズ」とか説明書きをつけちゃったんですけど。
これって、無駄だったってこと?
投稿者: ジイマ | 2006年03月02日 19:54良く知らないんじゃなくって・・
投稿者: 店長 | 2006年03月02日 20:11まったく知らないんですね。(爆)