回ってくるやつではありません。
カウンターです。

一番若いスタッフは店に入るなり。。

おっ！寿司が回ってない！
と大声で言い放ちました＾＾；

ときたま妻と顔を出すことがありまして、ご主人の板さんは
東京の築地で開店していましたが、年経るにつれのんびりと暮らし
たいと思うようになり、奥様の故郷の青森にこられたということです。

ニギリもかなりおいしいのですが、置いてある地酒がまた旨く、
津軽の地酒はむろんのこと、全国の有名どころの地酒もおいてあります。

ここは青森の住宅街に位置し、繁華街からはうんと離れていますので、
ほとんど知られることもなく隠れ家的なお店がうれしいのです。

残念かどうかはご主人しだいですが、仲良い奥様と二人で楽しげです。

のんびりしてていいよーー　

とおっしゃるのはどうやら本音のようです。

はなし好きのご主人と、おしゃべりの私と、それににぎやかな我が妻に
妻と仲良しの、これまた一番にぎやかな若き女性スタッフ。
からかわれて、真っ赤になりながらムッとしている一番若い男性スタッフ。

疲れた体に日本酒が心地よく沁みていきます。

酔うほどに、それはそれはにぎやかな大宴会模様。。

はなしは政治ネタに芸能ネタ。。
お酒のうんちくに、近所の噂話とおおさわぎ。。

話題はお寿司のことになりまして、どこぞで食べたトロは最高だっただの
アナゴは嫌いだの。。

一番若き女性スタッフは、白身が好きだと言います。

新婚旅行でハワイに行ったときに入ったお寿司やさんはほんっとうーに
おいしかったの！　とのことです。

そこで食べた「ヒラメのエンガワ」がおいしくて忘れられないそうで、
とうとう、お店のご主人に向かって、こう尋ねました。。

ねえねえ・・マスター　
　　　ヒラメのエンガワって知ってる？？

一瞬、なんと答えて言いか迷ったご主人はにっこりと笑って。

ええ、知ってますよ（笑）　お出ししましょうか？

とやさしく答えました。

それでよせばいいのに、若き女性スタッフは、とどめにかく言い放ちました。

えーー！！　ヒラメのエンガワ　って　

　　　ハワイ名物じゃないのおーー

お寿司やさんならね、どこでもふつーに知ってるんだよ。
と教えましたら、顔はタコのように真っ赤っ赤でした。