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ベルビーチの風に乗って飛んだ

昨夜の酔いがまだ残っている。
旅先では地元の食材で地元の酒を飲む。 これがまた楽しみのひとつだ。
カツオのなまり節で泡盛をやる。

泡盛なら宮古島の「琉球王朝」。 
一昨年、宮古島でゴルフをやったとき、地元の上地さんに勧められた、
古酒(クース)。

のち、宮古島から取り寄せて、今回はわざわざ青森からバックに忍ばせ
持ってきたものだ。

予定では、まだ昨夜のクースの余韻のままにティーグラウンドに立てば、
心地よい沖縄の風に吹かれて、ティーオフするはずだった。

なのに、小雨混じりの早朝のベルビーチは朝靄の中に霞んでいる。
沖縄の風を楽しみたい。そんな気持ちでスタートしたがなにせ寒い。

ゴルフもわずか一ヶ月休めば振り方を忘れるようだ。
放った第一打は、大きくスライスして右のラフに落ちた。


11月の中旬には早くも我がメンバーコースはクローズとなり、これから
長い冬のオフシーズン。

この期間にしっかりと室内で振り込めば、来春には去年とは違うゴルフ
の自分がいる。
「冬は基礎練習だ」と肝に銘じ、1シーズン酷使したクラブの手入れを
してしまい込む。

しかし、翌月にはもうじっとしていられない。
降り積もる雪を見れば見るほど、ゴルフコースが自分を呼ぶのだ。

12月は仕事も一番忙しいというのに、結局毎年この時期には遠征する。
そして、また2005年も師走の忙しい時期に、沖縄に来てしまったのだ。

今年のコースは沖縄北部のベルビーチゴルフクラブだ。

宮里藍プロの長兄、宮里聖志プロが専属プロで、宮里三兄弟が育ったと
ころ。

本部のホテルマハイナウェルネスに1週間滞在。
妻と二人、冬場のゴルフ合宿だ。 


南国沖縄とはいえ、12月の沖縄は肌寒い。
しかも先週からの好天が一転して、全国的に寒波が襲来している。
それでも、例年より降雪が早く、一面銀世界の津軽に比べれば天国だ。


羽田で乗り継いだJALは修学旅行生の搭乗手続きに手間取り、1時間
ほど遅れて那覇に着く。

空港にはホテルの送迎バスが迎えてくれる。

ANAで時間通りに到着した老夫婦も、我らの到着を空港で待たされた。
送迎バスには全部でこの4名のみ。

ゴルフバックをバスに積み込むとご主人は「自転車ですか?」と聞く。
「いえ、ゴルフバックですよ」と答える。

何気ない会話に親近感を覚えるのは、旅の心か。
老夫婦は一ヶ月の長期で沖縄を旅するという。
いつの日か、のんびりと数ヶ月ゴルフだけやって過ごしたいね。と妻が
言う。
ほんとうにそんな日が来ればいいと思うのだ。


高速を使い許田ICまで約40分。
国道58号線を名護湾に沿ってバスは北へ向かうと、ベルビーチゴルフ
クラブの入り口。
今日はまずホテルにチェックイン。そのまま通り過ぎてさらに15分程で
マハイナウェルネスに着く。

目の前は「海洋博記念公園」だ。
青い海が心地よい風を運ぶ。

1週間の長期滞在では、キッチンのある部屋で自炊ができる。
ガスコンロはむろん、レンジやら、炊飯器やら、各調理用具まで無料で
借りられる。

ベルビーチにいる。
寒さの中でラウンドした体も、ハーフも終わる頃になると気温も上昇し、
気持ちにゆとりもできる。
今日の目的はスコアではない。

見渡せば、全18ホールオーシャンビューのゴルフ場。
ガジュマルにデイゴの木。
瀬底島を一望する見事な景観のなかでのプレーに、やっぱり沖縄での
ゴルフはやめられないね、と妻と語る。

崖越え、打ち下ろしと印象的なホールが多いベルビーチは、コースメン
テもすばらしく、とくにグリーンはおそろしく速い。

ベルビーチのグリーンは難しいと、なにかで読んだ記憶がよみがえる。
いつものタッチのパットはときにはカップを倍以上オーバーしてしまう
ほどだ。

3パットしようが笑っていられる不思議さ。
修行僧のようなゴルフとは違う、おおらかなゴルフがそこにはある。

ハーフが終われば昼食。
HPに記載してある料金は、平日ゲストで15,400円となっていたが、
電話予約ではなんと、昼食つき乗用カートのセルフで、8,000円という。
昼代も計算したら我がメンバーコースより安いことになる。

バイキングなのがまたうれしい。
妻は毎日の昼に悩まなくていい、とそれがもっとうれしいという。

新鮮なカツオのタタキはこの時期の名産という。
私も妻もカツオのタタキは好まないが、ためしに食べたらこれがめっぽ
う美味い。

スーパーの鮮度の落ちたもので判断してはいけないのだなと思う。
6日間毎日、山盛り食べて大いに満足したものだ。

おいしいものを食べると心にゆとりが生まれる。
体も温まり、午後のプレーは調子も上がる。
体の切れもすこぶる良くなり、ボールも良く飛ぶようになるのだろうか。

最終18番ミドルはクラブハウスに向かう、ワイドな打ち下しホール。
グリーン手前には大きな池が待つ。


ティショットはクリーンにヒットした。
ドローがかかって左のカート道路で2度、3度跳ね、最後に大きくバウ
ンドしたボールはコロコロと下って300ヤード先で止った。

カート道路だろうが打ち下ろしだろうが、300ヤードは300ヤード。
非力な私には決してありえない飛距離。

そうだろ・・
「男は飛距離だ」 とのキャッチコピーが頭をよぎる。
そして気分は最高だ。


ラウンドの帰りに中途のスーパーにタクシーを止めて待ってもらい。
食材など調達する。

旅先にてレストランで地元ならではのメニューの料理も魅力だが、根本
が出不精の我々夫婦には、部屋で料理して夕食できるのが一番うれしい
のだ。

夕食までの時間つぶしに世界一という「美ら海水族館」に行って見る。
マンタの優雅な泳ぎも、驚嘆すべき頭脳のイルカのショーも見事だが
それはこのお話しのテーマではない。

観光タクシーをチャーターして巡った、名護の「パイナップルパーク」
や今帰仁村の今帰仁城「なきじんじょう」も楽しい思い出だが、それも
テーマではない。


滞在中合計6ラウンド、明日は帰る最後の日。
その日はようやく日も差す絶好のゴルフ日和となった。

スターティングホールの第一打、ややネック気味に当たったボールは
低めの弾道でストレートボール。
フェアウェイのど真ん中に落ちた。

230ヤードくらいか。

まずまずと気分はいい。

次に妻は、ナイスショットと私に声をかけアドレスに入る。
ブンと一振り素振りをして構えた。
構えがいい。
飛ぶぞ。と予感がした。

ぐっと右足を踏ん張ったトップからグーンとクラブを振り出す。
迷いのない大きなスウィングだ。

若い頃バスケで鍛えた強靭な足腰。
一閃したクラブは見事にボールを捕らえた。
飛びだしたボールの初速が早い。男並みだ。

ボールは高い弾道で美しく舞い上がった。

ベルビーチのフォローの風にフワッと乗って飛んだ。

軽くドローがかかったそのボールは私のはるか先、フェアウェイの真ん
中。 260ヤード付近で跳ねて転がった。

呆然とする私に、「風に乗っただけだから」と笑いかけ私を慰める。

そして、同じレギュラーティーから回ったそのラウンドで、初めて妻に
グロスで一打負けた。

来春からの私と妻の立場が逆転するかの予感がした。

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