893屋さんの雪かき |
窓から降りしきる雪を見て妻が聞きます。
「こんなに降る雪はなんというのかな?」
しんしん・・いや、ドンンドン・・ドカドカ・・ジャンジャン・・
だいぶ近くなってきました。。。
チクショーコロセー!! かな?
まあそんな感じです。
今日も朝は6時半起きで、雪かきです。。
おおきな声では言えませんが、道路を隔てた斜めお向かいにお住まいの
方は、どうやら、ご職業は「893屋」さんのようです。
家の周りには監視カメラが数箇所も設置され、ふいの襲撃に備えている
かのようです。
恐れを知らない当店パートのおばちゃんは・・
「あれっ あんなとこにカ・メ・ラ!」
と、お向かいにも聞こえる大きな声で言い放ち、私をおおあわてさせた
ものです。。
車は黒塗りのベンツではなく白塗りのクラウンです。
国産品愛好家のようです。
もちろんお付き合いはありませんが、ある夏の日、私が庭で我が愛犬と
キャッチボールで遊んでいると、お向かいから外出された893屋さんは、
まっすぐこちらに向かい、話しかけてきたものです。
「ほほーー利口な犬じゃのー」
津軽弁ではありませんでした。
どうもこの手のご職業の公用語は「広島弁」と菅原文太からの決まり
ごとです。
津軽弁では職業柄、都合が悪いのかもしれません。
さて、大雪は職業の区別なくお向かいの893屋さんにも降り積もります。
いつもは、奥様なのか姉さんなのか、その辺の名称は定かではありま
せんが、楚々として見目麗しい女性が、雪かきをしておいでで、当の
ご本人様は、ついぞ雪かきをしている姿は見たことがありません。
やはり、職業柄、雪かきもまずいのかもしれません。
今朝我が目を疑いました。
なんと893屋さんが雪かきしているでは
ありませんか!
いつものスーツにセカンドバックという定番スタイルをかなぐりすて、
ジャンバーにゴルフキャップです。
きっと、雪かき用の帽子がなくてゴルフキャップを代用したに違いありません。
もくもくと雪かくその姿は感動的ですらありました。
この大雪は、守り通してきた職業スタイルをも変えさせてしまうのです。
玄関前をお二人で雪かきし、それから車の雪を落とし・・
ちら目に様子を見ていた我が妻は、言いました。。
「なってないよね、先に車の雪落とししなくちゃね・・
きれいに雪かきした後で車の雪落とししたら、
また雪かきしなくちゃならないでしょ・・
二度手間ね。。」
さすが雪かきのプロは見る目が違うのです。
追伸:
この記事見た妻は「ねっこれお向かいが見たらまずくない?」と言います。
いくらなんでもお向かいの893屋さんが私のブログ見てるとは思えません
が、少々やばいかも。。と思いつつ・・状況によっては削除しようかな・・
前へ戻る ≫
HOME > 海藻問屋 店主の部屋> 店主の閑話独語>